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ソウル市、下水の悪臭軽減事業に着手へ

 ソウルの旧市街地で、下水の不快なにおいが軽減される見通しとなった。ソウル市は22日、今年末までに2億5000万ウォン(約1718万円)を投じて「下水臭くないソウル」事業を進めることを発表した。

 同市は下水による悪臭が下水管を伝って市内各地へ拡散し、雨どいやマンホールから地上へ放出されている点を考慮し、下水がたまったときは下の方へ流し、たまっていないときは自動的にストップして、悪臭が漏れないようにする装置2800台を、市場やバス停、大きな建物などの周りに設置する予定だ。また、この装置にたばこの吸い殻や生ゴミなどを捨てたり、悪臭を防ぐという理由で装置の上にふたをする行為を取り締まる方針だ。

 同市上下水道管理局のムン・スングク局長は「鍾路3街駅および旧市庁舎の裏側の大きな建物が密集する地区、東国大入口の飲食店が密集する地区、淑大入口駅裏の路地の4カ所をモデル地区に指定し、触媒(脱臭剤の注入)、酸化(電気装置を利用した酸素の注入)、生分解(活性微生物を利用)の実験を通じて効果を比較した後、最善と判断した対策を都心以外にも拡大適用していく」と述べた。また、「長期的にはニュータウンや建て替え、再開発などを行う地区ですでに設置されている下水・汚水分流式の下水管を、都心にも整備していく」と付け加えた。

パク・ヨンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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