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ナチス虐殺で賠償命令 ドイツ政府に伊最高裁

2008.10.23 00:37
このニュースのトピックス欧州

 第二次大戦中のナチスドイツによるイタリア人虐殺をめぐる損害賠償請求訴訟で、イタリアの最高裁判所(破棄院)はドイツ政府に対し、イタリア人遺族らに計80万ユーロ(約1億200万円)を支払うよう命じた。22日付のイタリア各紙が伝えた。

 大戦中のイタリアでの虐殺に対する最高裁の賠償命令は初めて。判決は確定したが、ドイツ政府は賠償金支払いを定めた条約をイタリア政府と締結済みで、犠牲者やその遺族個々人への賠償責任はないとして支払いを拒否する構え。

 中部トスカーナ地方を占領していたナチスドイツ軍は1944年6月、パルチザンの攻撃でナチスに犠牲者が出た報復として住民203人を虐殺。うち2人の犠牲者の遺族ら計9人への損害賠償の是非が争われた。(共同)

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