大阪大学は23日、大学院理学研究科(大阪府豊中市)の男子大学院生(24)が、青酸カリを使って服毒自殺したと発表した。所属する研究室から大量の青酸カリがなくなっているという。
阪大によると、大学院生は21日午前2時ごろ、京都府長岡京市の路上で死亡した。警察から連絡を受け、研究室の青酸カリの保管状況を調べたところ、致死量の50倍以上の10・9グラムの青酸カリがなくなっていた。青酸カリは研究室の毒物専用保管庫にあり、管理責任者の教員がかぎを管理しているが、教員の許可を受け研究室の学生が保管庫から出し入れすることもあるという。