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【岐阜】連携強化へ救助訓練 県立多治見病院と市消防本部2008年10月23日
多治見市消防本部と県立多治見病院は22日、同本部で、医師が運転して救急現場に向かう新型ドクターカーと連携を強化するための救助訓練を初めて行った。 山岳救助用機材を一般の救助に応用する「都市型ロープレスキュー」の特別な訓練を受けた隊員5人を含めた救急隊員10人と、多治見病院の医師ら2人が参加。4階建てビルで清掃作業員の男性が、足を滑らせて宙づり状態になったとの想定で繰り広げた。 男性は当初意識があったものの、救助活動中に心肺停止状態になった。内臓が強く圧迫され、ショック状態になっていることが予想され、救命措置を施した後、医師が携帯用のエコーで内臓の状態を確認した。山崎潤二医師は「こうした訓練を通して、消防本部との連携をさらに強化したい」と話した。 ドクターカーは9月に全国に先駆けて運用を開始。これまでに23件の出動実績がある。 (志村彰太)
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