◎東京株、今年最安値更新＝一時６００円超下落

　２３日午前の東京株式市場では、急激な円高進行や前日の米国株安を背景に売り注文が殺到、日経平均株価は一時、前日比６００円超安の８０００円台に続急落し、今年の最安値を更新した。午前９時５５分現在、同６３７円７４銭安の８０３６円９５銭。特に急激な円高進行で企業業績の悪化不安が強まり、売りを誘った。

　日経平均は取引開始直後から下げ足を速めた。為替相場が１ドル＝９７円台、１ユーロ＝１２５円台と円高進行に歯止めが掛からず、企業業績への警戒感につながった。９月中間決算発表の本格化を控え国内企業の業績下方修正が相次ぐ中で、不安感が一層増幅した格好。東証１部上場の約９割が値下がりする全面安に陥っている。