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野田聖子さん。今度はパンを法規制しますか?

【PJ 2008年10月23日】− こんにゃくゼリーをのどにつまらせて窒息死する事故で17人の命が失われたことを受け、野田聖子消費者行政担当相は、こんにゃくゼリー製造の法規制を検討しはじめた。一方、千葉県船橋市立峰台小学校で、給食のパンをほお張ってのどに詰まらせた児童が窒息死していたことが分かった。

 どちらも死因は「食物をのどに詰まらせた窒息死」である。こんにゃくゼリーがのどに詰まるから危険というのであれば、この事故でパンも危険だという理屈になる。同様に毎年のように発生する「餅(もち)をのどに詰まらせての窒息死」も「餅が危険」という理屈になるはず。

 飢餓に苦しむ国から見れば「なんと幸せな死に方なんだ」と映るのだろうなと、不らちな想像をしてしまう。死人にむち打つつもりはないけれど、飽食の国でしか起こり得ない事故だろうとは思う。

 「パンを口いっぱいにほお張ってはいけません」。こんなことまで学校で教えなければいけないのか。児童のあいだで「大食い」「早食い」を競い合っていたという証言もある。マスコミは「大食い」「早食い」を競争させるTV番組の影響には触れないのか? 悲劇の現場になった学校側としては反論したいことが山ほどあるはずだ。

 「そんなことまで関知できません」と言いたいはずだ。しかし言ったら最後、マスコミは待ってましたとばかり、やれ「校長が逆ギレ開き直り」だの「責任放棄」だの好き放題にバッシングの嵐が吹き荒れるに決まっている。

 亡くなった児童の両親は「学校が何か事実を隠している」と語っている。大切に育ててきた子供を失ったのだから、どこかに責任を押し付けないことには感情が収まらないだろう。学校が本当に何か隠しているのだとすれば何を隠しているのか? それを焙(あぶ)りだすのがマスコミの「取材活動」であって、よってたかって学校をバッシングしても問題の解決にはつながらない。

 いま一番の問題は、マスコミが、まるで学校に責任があるかの如く世論をミスリードする兆候が見えていること。あるいはすでにミスリードしているかもしれない。少なくとも学校側にすべての責任を問うのは酷だろうと愚考する。子供の行動を一挙手一投足に至るまで規制するわけには行かないからだ。

 当然に「両親はどんなしつけをしていたの?」という声があがっても良いはずなのだが、そこへ言及するマスコミは、今のところ見当たらない。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 平藤 清刀【 大阪府 】
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