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韓国李大統領「新たなブレトンウッズ体制が必要」
韓国李明博大統領は22日「今回の金融危機は 既存の金融システムが現代の金融業界の発展に合わないことを物語っている」と述べ、「IMF(国際通貨基金)、世界銀行などの既存体制を大幅の修正するか新しい機構を創設するか選択するときが到来したといえる」と主張した。
同大統領は22日に、仏日刊紙フィガロとのインタービューで世界規模の金融危機を乗り越えるために、仏サルコジ大統領が主張している「新ブレトンウッズ体制」創設論議に関して同調する意を示した。また、「韓国は1997年アジア金融危機の際、うまく乗り越えて模範的な経済成長を遂げた」とし、「我々が新しい国際機構を創設する際、新興国各国も参加する必要があるだろう」とつけ加えた。また「現在生じている金融危機はアジア圏のみで生じた1997年とは異なり、世界経済全体に衝撃を与えている。このような中で一部の国々が為替危機と実態経済低迷で保護貿易主義の傾向にならないか心配している。このような時こそもっと積極的に開放された経済交流を行うのが世界経済を回復させるために必要だ」と強調した。
同大統領は「海外への依存度が高い韓国は世界経済低迷の影響を受けざるを得ない。しかし、規制緩和や減税などを通して国内外企業の投資を積極的に誘致し、国際競争力を高める政策を取っていく。そのように行けば、来年第4四半期ごろには韓国経済は回復する」との見通しを示した。ブレトンウッズ協定は通貨安定のため、1944年7月米ブレトンウッズで連合国44カ国が集まって国際通貨金融会議を開催して採決した。戦後、71年のニクソンショックによって同協定による体制が崩壊するまで、同体制が各国の通貨政策の基本方針となっていた。
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