【放送】10月24日(金)、22:00〜22:54   【再放送】10月31日(金)、22:00〜22:54

    


自然の宝庫

赤道直下のエクアドル共和国は、日本の3分の2ほどの面積しかない小さな国ですが、標高6000メートルを超えるアンデス山脈から太平洋岸のマングローブ林、そして特異な自然相を持つガラパゴス諸島まで、大変変化に富んだ地形と生態系に恵まれた国です。特に動植物の多様性においては世界でも類をみないほどで、例えば鳥類は全世界の鳥類の18%がこの国に生息し、これはエクアドルの30倍の面積を持つブラジルと同程度です。中でも北東部のアマゾン河源流地域は、広大な熱帯雨林の中に1000種類以上の鳥類をはじめ、膨大な数の動植物が生息、及び自生し、世界でも貴重で豊富な自然の宝庫とみなされています。

 

ワオラニ族の住まい

ワオラニ族の住居は”オンコ”と呼ばれ、ヘビを避けるために下草を刈り取った土間に柱を立て、ヤシの葉を並べて屋根にした簡素なもの。家族単位で暮らしています。屋内では、料理や暖をとるために火を焚きます。また、床に届く程の大きなハンモックが吊るしてあり、その中で睡眠をとるだけでなく、食事の支度やかご作りなど、様々な作業をハンモックに座って行なっています。