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出産取り扱い再開へ 長野県立病院「医師確保」
長野県の村井仁知事は22日記者会見し、産科医不足で今年4月から分娩(ぶんべん)の取り扱いを休止していた県立須坂病院(須坂市)で、医師確保の見通しが立ったとして、来年3月から分娩業務を再開すると発表した。
県病院事業局によると、東京都内の30〜40代の男性医師2人が11月に着任する。出産予約の受け付け態勢などは今後検討するとしている。
村井知事は「住民から再開への強い要望をいただいていた。長く地域の産科医療を担ってほしい」と期待を述べた。
須坂病院では、産科医2人のうち1人が退職したため分娩業務を休止し、婦人科検診などに限定していた。分娩は年間約400件を扱っていたが、長野市など近隣自治体の病院に依頼し対応している。