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サムスン電子半導体が初の赤字

 DRAM半導体の価格暴落のため、韓国の「看板企業」であるサムスン電子が今年第3四半期(7~9月)に半導体部門で3800億ウォンの営業損失を出した。同社が半導体事業で損失を記録したのは、1987年以来初めて。

 同社は22日、機関投資家向けに行った電話説明会(コンファランス・コール)で、今年第3四半期の売上高が7兆2300億ウォン、第2四半期の8兆200億ウォンと比べると約10%の減少となった。特に、主力事業である半導体分野(LCD含む)で3800億ウォンの営業損失を記録、このため第3四半期全体の営業利益は、第2四半期より97%減少した182億円に留まった。

 しかし、サムスンカードなど系列会社の保有株式による持ち分法の評価利益で、第3四半期の最終利益は4200億ウォンとなる。

 事業部門別の売上高は、半導体事業が1兆6000億ウォンで第2四半期より26%減少した。生活家電事業は同26%、情報通信事業は同5%の減少となった。同社のチュ・ユシク常務は「世界のIT産業の不況で、実績が悪化した。世界の半導体景気は来年第3四半期からは徐々に回復するものと見ている」と明らかにした。

卓相勲(タク・サンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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