2008年 10月 21日
岡山市ストーカー殺人 新岡山港実況見分
ストーカー被害を訴えていた岡山市の女性が殺害された事件で21日午後、容疑者をたち合わせ、遺体が見つかった港で警察の実況見分が行われました。この事件は先月27日、岡山市千鳥町の無職、近藤憲吾容疑者(24)が岡山市南古都の駐車場で杉本文さん(24)に暴行を加えたうえ、車で新岡山港に連れて行き海に投げ落として溺死させたとして、逮捕されたものです。21日午後2時、杉本さんの遺体が発見された新岡山港で近藤容疑者が立会い、警察の実況見分が行われました。警察によりますと近藤容疑者に杉本さんを投げ捨てた場所へ案内させたということです。犯行の動機について近藤容疑者は「再度、交際を求めたが、冷たい態度をとられたので、カッとなってやった」、「自分の車に連れ込み懐中電灯などで殴りつけた」と供述しているということです。殺された杉本さんは事件前、近藤容疑者からのストーカー被害を警察に相談していました。警察は更に近藤容疑者を追及し犯行の詳しい状況を調べる事にしています。

20万台分の自動車重量税納付書誤廃棄
高松市の四国運輸局香川運輸支局で車検申請の関係書類を誤って廃棄していたことが分りました。その数は、約20万件に上ります。過って廃棄されたのは、2003年4月からの1年間に、香川運輸支局に車検の申請者が提出した20万1338台分の自動車重量税納付書です。四国運輸局によりますと、去年6月、男性職員2人が他の書類と一緒に、誤って焼却処分したということです。今年8月の点検で発覚しました。この書類は、法律で5年間の保存が義務付けられていて、来年3月末までが保存期間でした。納付書のデータは、既にコンピューターに入力されているため、車の所有者に2重の支払いなどの影響はないということです。四国運輸局では、書類の廃棄方法のマニュアルを作るなどして、再発防止に努めたいとしています。

岡山県知事選を啓発するアドバルーン掲揚
今月26日投票の岡山県知事選挙で、有権者に投票を呼びかけるアドバルーンが県庁に掲げられました。アドバルーンは21日午前9時半、岡山県選挙管理委員会の水川武司委員長や白バラスタッフらの手によって県庁の屋上に掲げられました。アドバルーンの下には「10月26日岡山県知事選挙」と書かれた縦8メートルの垂れ幕が付けられています。前回の県知事選の投票率は37.99%と過去2番目に低かったことから県選管ではこうした啓発活動を通じて多くの人に投票に参加してもらいたいと話しています。アドバルーンは21日から投票日当日の今月26日まで掲げられます。

香川用水 取水制限再開
高知県の早明浦ダム周辺に降った雨の影響で一時的に解除されていた香川用水の取水制限が、21日朝、再開されました。国や香川県などで作る吉野川水系水利用連絡協議会は、21日午前8時から、香川用水の第2次取水制限を再開しました。香川用水へ供給する水の量はこれまでの協議会の取り決めでは30%カットされますが、香川県が今年初めて自主節水を行うためカット率はそれよりも厳しい42・2%となっています。この自主節水で1日、4万7500トンが節水できるということです。早明浦ダムの貯水率は、21日午前11時現在、38.9パーセントで早ければ12月上旬にも貯水率は再び0%になる見通しです。

岡山県北で干し柿づくり最盛期
柿がすだれのように並びます。岡山県鏡野町の農家で干し柿づくりがピークを迎えています。干し柿の作業に追われているのは鏡野町沢田の農業、大塚逸夫さんのお宅です。干し柿は渋がある西条柿を自然乾燥させたもので県北では「年取り柿」とも言われ、山村のお正月には欠かせない食品です。作業は柿の皮をむいて枝の先にひもを通し、1連10個の干し柿を作っていきます。軒に2週間ほどつるし自然乾燥させますが、寒さが増すと糖分が皮の表面に出て白い粉を吹き甘い柿になります。作業は今週いっぱい続き約500連、5,000個の柿を軒につるすということです。

鉄の不思議教室
科学実験を通じて子供たちに鉄について学んでもらおうという教室が21日井原市の小学校で開かれました。これは全国の鉄鋼メーカーなどで作る日本鉄鋼連盟と、教育出版社の学研が開いたものです。井原市の芳井小学校の5、6年生85人が参加した教室では、学研から講師が招かれ、鉄を使った10の科学実験が行われました。中でも子供たちの興味を引いたのがスチールウールを燃やしたらどのように変化するかをみる実験です。鉄に酸素が結びつくことで重くなる様子にみんな驚いていました。学研によりますと子供の理科離れが進んでいるということで、こうした教室を通じて少しでも理科に興味を持ってもらえればと話していました。