(cache) 中国の交流機関幹部を突き倒し 台湾南部、反発強まる
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  •  21日、地元テレビが放映した、台湾南部の台南市で野党民進党の支持者に突き倒された中国の対台湾交流窓口機関、海峡両岸関係協会の張銘清副会長(共同)

    中国の交流機関幹部を突き倒し  台湾南部、反発強まる

     【台北21日共同】学術交流名目で台湾を訪れている中国の対台湾交流窓口機関、海峡両岸関係協会の張銘清副会長が21日、南部で野党民主進歩党(民進党)の支持者に突き倒される事件が起きた。今月下旬から来月上旬には同協会の陳雲林会長が訪台する予定だが、「台湾人意識」が強い南部を中心に反発が強まっている。

     台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会の江丙坤理事長は事件について「非常に残念。しかし陳氏訪台への影響はない」と強調した。しかし25日には民進党が大規模デモを計画。中国側も台湾の状況を注視しているとされ、今後の中台対話にも微妙な影響を与えるとの見方が出ている。

     事件は南部、台南市の観光地で発生。張氏は中国の汚染粉ミルク問題などに抗議する民進党支持者ともみ合いとなり、突き倒され、眼鏡が飛んだ。興奮した一部市民は、張氏が乗ってきたとみられる車によじ登ったり、「中国人は帰れ」「台湾独立」と騒いだりした。

     張氏はかつて中国国務院(政府)台湾事務弁公室で報道官を務め、陳水扁前政権に厳しい発言を繰り返したことでも知られる。

      【共同通信】

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