岡山放送局

2008年10月21日 18時48分更新

交際断られかっとなって殺害


知り合いの男からストーカー行為を受けていると警察に相談していた岡山市の女性がこの男に殺害された事件で、男は「交際を求めたが断られたため、かっとなってやった」と供述しているということで、警察では犯行の状況についてさらに調べを進めています。

警察では21日、殺人の疑いで逮捕した岡山市の無職、近藤憲吾容疑者(24)の立会いのもと新岡山港で実況見分を行い、車を停めた場所などを確認しました。

この事件は先月27日、近藤憲吾容疑者が岡山市南古都の駐車場で近くに住む杉本文さん(24)を金属製の懐中電灯で殴るなどしたうえ、新岡山港に投げ落として殺害したとして殺人の疑いで逮捕されたものです。

警察のこれまでの調べに対して近藤容疑者は「杉本さんの帰宅を待ったうえで、交際を求めたが、断るような冷たい態度をとられたのでかっとなってやった」と供述しているということです。

また犯行後の行動について「死んだと思って遺棄する場所を探しまわった挙句、新岡山港に遺棄した」と供述しているということです。

これまでの警察の調べによりますと、近藤容疑者と杉本さんは去年の年末ごろに知り合い、およそ半年間交際をしていましたが、最近になって関係が悪化していたということです。
警察では犯行の動機や状況についてさらに調べを進めることにしています。