岡山放送局

2008年10月21日 18時48分更新

ひったくり同一犯と見て捜査


先月から今月にかけて、岡山市の中心部で自転車に乗った女性ばかりを狙ったひったくりが10件以上相次いでいることがわかり、警察は同一人物による犯行とみて捜査を進めています。

警察によりますと、岡山東警察署の管内では、先月から20日までの間にひったくりが18件起きていて、このうち10件余りは自転車に乗った女性ばかりが狙われるひったくりだということです。

このうち、岡山市浜の路上では、今月9日の午前1時半ごろ、自転車に乗った20歳代の女性が後ろから近づいてきた小型バイクに2人乗りした男に自転車の前カゴに入れていた手提げバック1個をひったくられています。

これらの犯行は、いずれもバイクに乗った2人組によるものであることや、自転車の前のカゴに入れていた手荷物をひったくることなど犯行の手口が似ていることのほか、発生場所が近いことなどから警察では、同一人物による犯行とみて現在、捜査を進めています。

岡山県警察本部によりますと、ことしに入って先月までに県内で起きたひったくりの件数は94件で、去年の同じ時期に比べて16件、率にして21パーセント上回っています。

このうち半数以上の56件は、7月から先月までの3か月に発生し、夏以降の被害が急増しているということで、警察では自転車の前かごに防護ネットを付け、人通りの少ない道をなるべく通らないよう注意を呼びかけています。