盗撮容疑で警官を逮捕 福島県警福島署は21日、福島県迷惑防止条例違反(盗撮目的行為)の疑いで、同署交通一課巡査長北条正彦容疑者(27)=福島市堀河町=を逮捕した。調べでは、北条容疑者は20日午後9時50分ごろ、福島市内のパチンコ店で、手提げバッグの外ポケットに隠し持っていたデジタルカメラで女性従業員(28)のスカートの中を盗撮しようとした疑い。 パチンコをせずにバッグを持って店内を歩き回り、女性従業員の背後から撮影していた。被害者が撮影に気付き、店から同署に通報した。 北条容疑者は調べに対し容疑を認め、「魔が差した。申し訳ないことをした」と供述。「事件捜査で外出していた」とも話しているという。 北条容疑者は20日午後5時半に宿直勤務に就き、午後9時からの仮眠の時間にスーツに着替えて外出していた。翌日午前2時に職務に復帰した際、同僚に「誤解されるようなことがあったかもしれない」と話したため、不審に思った上司らが事情を聴いていた。 県警によると、勤務態度はまじめだったという。新岡邦良警務部長は「あるまじき行為で極めて遺憾だ。事実関係を調査して厳正に対処するとともに、職員の職務倫理を徹底したい」と話した。
2008年10月22日水曜日
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