資生堂「エリクシール プリオール」の発表会に登場した前田美波里=都内のホテル
女優の前田美波里(60)が、42年前に出演し大ブレークのきっかけとなった資生堂CMに出演することが決まった。60代以降シニア世代向け新ブランド「エリクシール プリオール」のイメージモデルに選ばれたもので21日、都内で行われた発表会に登場し、意欲を語った。
1966年に同社のサマーキャンペーンCMで、健康的に日焼けした水着姿で世間の話題をさらった前田は、99年に続いてCMには3度目の登場。今回は「ポジティブエイジング」を体現する、シニア代表としてモデルを務める。
66年当時の熱狂ぶりには、「通学時に男性がたくさん後ろを歩いてまして…」と笑顔で振り返った前田だが、その目尻にはすっかり“年輪”も。それでも「シワはわたしたちの歴史ですから、表現して笑ったほうがすてき」と胸を張った。
美しさを保つ秘けつには、「孫と遊ぶこと。『ビーバーバ』と呼ばれております」という。還暦を迎えての化粧品CM出演には「この年齢で撮っていただけるのは幸せ。前向きに笑顔を大切に、そんなシニアを増やしたい」と、同世代へエールを送っていた。