給食のパンのどにつまらせ男児死亡
今月17日、千葉県船橋市の小学校で6年生の男子児童が給食のパンをのどに詰まらせ、窒息死していたことが分かりました。 21日、千葉県・船橋市で営まれた告別式。 「面白い子だったとはよく言っていましたけどね」(参列者) 「やしい子だったと聞いています」(参列者) 写真の中で笑顔を見せる少年。船橋市の小学6年生、三橋隆憲くん(12)です。悲劇は、先週金曜日の給食の時間に起きました。三橋くんが食べたのが「ハチミツパン」。直径およそ10センチのやわらかいパンです。 「ハチミツパンを両方にちぎりまして、(三橋くんが)『このくらいだったら早く食べられる』ということで一気に入れてしまったということなんですね」(峰台小学校・末永啓二校長) 小学校の校長によりますと、三橋くんはこのパンを一口かじった後、2つに割って一気に両方を口に入れてしまったといいます。 三橋くんは1人で手洗い場に行き一部を吐き出しましたが、教室に戻った後も苦しそうな様子だったため、今度は担任が付き添いました。しかし、意識がなくなったため学校側は119番通報。三橋くんは病院に運ばれましたが、およそ5時間後の午後6時過ぎに死亡しました。 学校側が対応には問題がなかったとしていますが、一方で、三橋くんの両親は「学校側の説明は十分ではない」と訴えています。 「あの校長先生のいい方だと、みんなが食べているところで、いきなり始めちゃったみたいに取れますよね。そうじゃないことを知っているから・・・」(三橋くんの両親) 実際には給食の際、子供同士で食べるスピードを競いあうような状況があったというのです。 「今のままだとかわいそう。子供が。ささいなことなんです。 早食い競争があったかどうかなんて・・・。それを隔しているのが気に入らないというか。大事なのは本当のことを言ってくれるか、そうでないかということで・・・」(三橋くんの両親) 両親は、学校側に真実を話してほしいと訴えています。(21日22:51)
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