2008.10.21 Web posted at:  17:23  JST Updated - AP
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中国政府機関の副会長、台湾独立派活動家らと小競り合い

台北(AP) 中国の対台湾窓口機関である海峡両岸関係協会(海協会)の張銘清副会長が21日、訪問先の台湾南部・台南で、台湾独立を求める活動家らともみ合う騒ぎがあった。

地元テレビ各局のニュース映像によると、台南市内の孔子廟を訪れた張副会長は、十数人の活動家らに取り囲まれ、小競り合いで転倒。デモ参加者らは「台湾は中国のものではない」などと口々にスローガンを叫んだ。張副会長は側近に抱えられて立ち上がり、待機していた車に駆け込んだ。中年の男が車体に上って天井部分を足で踏みつけたり、ボンネットを手で叩いたりする一幕もあった。

今年3月に国民党の馬英九氏が台湾総統に就任して以来、両岸関係は改善に向かっている。数週間後には海協会の陳雲林会長が台湾を訪問する見込み。最大野党の民進党は25日に台北市内で大規模集会を開き、中台直行便や対台湾投資の規制緩和など陳会長が掲げる政策に抗議する。

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