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ひき逃げ容疑の中3「行けると思い、スピード上げた」

2008年10月20日

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 大阪市淀川区で18日未明、自転車の男性が軽乗用車にはねられ、約180メートル引きずられて重傷を負ったひき逃げ事件で、道路交通法違反などの疑いで逮捕された大阪府豊中市の中学3年の女子生徒(14)が、男性に気づいていたことを認めたうえで、「ぶつからないと思い、スピードを上げた」と供述していることが府警への取材でわかった。府警は、女子生徒が十分な安全意識を持たないまま車を運転していたとみている。

 淀川署は、女子生徒が交差点を車で左折したとき、自転車で横断歩道を渡っていた豊中市の飲食店従業員の男性(58)をはねたとみている。同署によると、女子生徒は「左折しようとしたら、横断中の自転車が近づいてきた。行けると思い、スピードを上げた」と供述しているという。

 同署は、女子生徒が横断歩道手前で一時停止するなど事故防止のための基本的な動作を身につけていなかったうえ、運転に不慣れで男性との距離感をつかめていなかったか、よく前を見ていなかった疑いがあるとみている。

 軽乗用車は、車を持っていなかった女子生徒の父親が今年7月、知人から譲り受け、主に父親が仕事などで使っていたという。事件時には友達3人が同乗していたが、女子生徒が豊中市から大阪市内まで運転してきたと同署はみている。

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