昨今のラーメンブームについて

昨今のテレビ番組の中で、
らーめん四天王とかなんとかの先生が
この店は、旨いだの、まずいだのと
批評をしているのをよく見かけますが
これには、疑問符がついてしまいます。

今日は、この事にふまえて
ラーメンづくりに対する考えを
私なりに述べたいと思います。

あの手のコーナーでは
そもそも先生の一個人だけの感想で批評されている。
その点、私どもでは
百人、千人、万人という多数の人に合わせた味を
日夜研究しているわけで
先生だけの意見で左右される事には
疑問を感じてしまいます。

先生にうけた味がはたして100人のお客様にも当てはまるのか?
何人中、何人に合わないという批評は大いに結構だ。

批判されて落ち込む店主も店主で、
先生一人の味覚で批評されたんでは困るだろうに・・・

私は、何十年と続いてるおじいちゃん、おばあちゃんが
若い頃からやってる、そんならーめん屋さんに
拍手をおくりたいね。継続して評価される事、
おいしいラーメンを作り続けていく事は、
とても素晴らしい。

と私は、思う。

製麺について

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うちでも麺は自家製で製麺しておりますが
よくテレビなんかを見ていますと
できたての麺を使ってますというラーメン店があるんです!?
これはどうなの?と正直疑問に思うわけです。

今日はその麺について私の考えを述べたいと思います。

麺というのは
小麦粉を水にあわせてグルテンをだします。これが麺のコシになります。
そのグルテンを出すのに製麺後、まる一昼夜かかるんです。
製麺後、ねかせる事で、コシ、うまみがでてくるものなんですね。

私は、今まで27年間麺を作り続けてきましたが
ある日、製麺後しばらくたった麺を
もったいないからと試しに食べてみましたら
なんともいえないおいしい麺になってたんです。

私どもでは、今3日間から5日間くらいのペースで作っていますが
おけばおくほどうまみがでるのではないかと思っています。

ですから、打ちたての麺がうまいかというと
決してうまくはなく、腐る直前がわかれば
それが最高においしい麺であると私は思いますね。

昔ながらの味

今日は私の信条でもあります
いつきても、変らずおいしい味をつくるという事について
少しお話してみたいと思います。

18の頃からお店をはじめてもう34年になりますが
先日、創業の頃のお客さまが10年後にいらして

「味が変らずおいしいね」って言ってくださったんですね。

この10年前と比べて味が変らずおいしいっという事は
とてもありがたい事であると思っております。

当然、私どもは10年間同じものを作ってきたわけではないのです。

お客様に少しでも気に入っていただけるよう
お客様のニーズをお聞きし
あーしたほうがいいのではないか
こーしたほうがいいのではないかと
日々努力を重ねて改良を加えて、10年間きてるわけでございます。

しかも、食べ物がこれだけ豊富にあり、流行と共にたくさんの
メニューがありますから、お客様の感覚の質も高まっています。

そのような中で、昔ながらの味を変らずに出すには
毎日毎日の改善の苦労があって
初めて昔ながらの味がでるんではないかと私は思うんです。

この10年間の日々の努力が報われた、とてもうれしい一言でした。

はじめに
この度、らーめん漢風のホームページをつくりました。

制作をお願いした担当の方より
このブログを勧められ、正直困ってしまいましてね。(苦笑)

周りからはびっくりされるんですが、
メールもやらない私ですから。うまい文章つくるのができたら、
今頃大臣にでもなってますよ。
なんて言ってても今じゃ時代おくれなのかな・・・

「社長のスープの話や麺の話、ウンチクあっていいですよ」なんて言ってくださる方もまぁ中にはいるんですが、、、

自慢じゃないですが、ことらーめんに対する情報は一応は
自分で店やってるくらいですから
そこそこのもんは頭に入ってるつもりです。

そんな話が少しでもできたらいいのかな? 正直とまどっていますが

お客さまに喜んでいただけるのなら、いっちょ頑張ってみたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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