ジャカルタ(AP) インドネシアのバリ島で2002年に起きた連続爆弾テロ事件で死刑判決を受けた3人が、銃殺刑は違憲だと訴えていた裁判で、インドネシアの憲法裁判所は21日、3人の訴えを退け、銃殺刑の執行を認める判決を言い渡した。
この事件では外国人旅行者が多数訪れるバリ島のナイトクラブなど2カ所で爆発が起き、オーストラリア人88人を含む202人が死亡。東南アジアのイスラム教過激派で国際テロ組織アルカイダとつながりがある「ジェマア・イスラミヤ(JI)」の犯行と判明した。
今回の裁判を起こしたのはこの事件で起訴され、死刑判決を言い渡された実行犯格らの3人。銃殺刑は人道に反すると主張、イスラム教式の断頭による死刑執行を求めていた。
判決は裁判官9人の合議で言い渡され、同国憲法では銃殺刑を禁じていないと判断。裁判長は「苦痛のない死刑執行方法など存在しない」と指摘した。
判決を受け、3人の死刑は年内に執行される見通し。