「売春従事者は“性労働者”だ」
売春従事者の団体、売買春特別法の廃止を求める
- 売春従事者の団体である「ハント(ある場所)女性従事者連盟」の代表らが20日、ソウル市中区の韓国プレスセンターで記者会見を行い、売買春特別法の廃止を求めた。/写真=オ・ジョンチャン記者
この日の会見は、売春行為に携わる女性団体「ハント(ある場所)女性従事者連盟」が、売買春特別法の制定4周年に当たり、売春従事者を認めるよう求めて行ったものだ。だが、そこには売春行為に携わる女性たちだけでなく、売春宿の経営者の団体である「ハント全国連合」の各支部の会長、副会長など十数人の姿もあった。
会見が予定されていた午前10時、若い女性4人が会見場に入ってきた。なお、「千戸洞」の代表は「仕事」のため出席できなかったという。
永登浦地区の代表者チャン・セヒさん(32)は「売買春特別法のせいで、われわれは裏社会が絡んだ危険な売買春に従事せざるを得ず、人権を蹂躙(じゅうりん)されている。われわれはただ“性労働者”という、いわゆる平凡な労働者として生きていきたい」と主張した。そして「女性部は売春行為をやめれば“自活支援金”として1カ月に40万ウォン(約3万1000円)を支給するというが、最近の物価高の中、ラーメンだけ食べてバスだけに乗れと言うのか」と非難した。
その上でチャンさんは「長安洞(東大門区の風俗街)のために取り締まりがひどくなり、暮らしにくくなったが、金を1銭もくれとは言わない。ただ、自分が使う金を稼いでいるのだから、われわれを“性労働者”として認めてほしい」と述べた。彼女が政府を批判するたびに、「ハント全国連合」のメンバーらは拍手を送った。売春行為の従事者らはこれまで、集会などに参加する際には帽子やマスクを着用したが、この日会見した4人は素顔を見せ、二人がサングラスをかけていただけだった。
司会を務めた「ハント全国連合」のカン・ヒョンジュン代表は記者たちに対し、「みな売春を“生業”としているのだから、報道する際には必ずモザイク処理をしてほしい」と要請した。
この日の記者会見では、「女性部が女性団体を通じて支給する“自活支援金”の多くは、売春街周辺の商店主や客引きたちに支払われている」という主張も出た。
これに対し、女性部は「医療費の超過限度を超えたり、ミスで重複処理をしたケースはあるが、客引きが支援を受けたことはない」と釈明した。
キム・ジンミョン記者
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