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2008年10月20日(月) 19:15 |
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円高で外貨預金が人気
株価の大幅な下落など混乱が続く金融市場ですが、一方で人気を集めている資産運用があります。その背景にあるのは円高です。
アメリカの大手証券会社の破綻をきっかけに世界中で金融市場の混乱が進み、日本でも株価が8000円台に突入するなど先行きが不透明な状態になっています。 そんな中、円高を背景に人気を集めている資産運用、が円をドルやユーロなど外貨に替えて預金する外貨預金です。これまでも、日本より金利が高いことなどから人気のあった外貨預金ですが、中国銀行では円高が進行した今月、大幅に取扱件数が増え、今月1日から16日までの取扱件数は717件と、昨年同時期に比べ20倍近く増えています。 仮に100万円をアメリカドルで1年の定期預金にした場合、預けた時が1ドル・99円で、1年後、円安で1ドル・111円なら金利をあわせ112万2000円になり、逆に円高が進み1ドル・91円なら91万8000円となります。 円高でしばらくは人気を集めそうな外貨預金ですが、一方、ほとんどが1〜3ヵ月の短期の定期預金ということで、今後の相場予測の難しさを裏付ける結果となっています。
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