2008年 10月 20日
岡山県知事選挙 候補者ポスター破られる
津山市内に設置されている岡山県知事選挙のポスター掲示場4カ所で候補者のポスターが破られているのが見つかりました。警察が公職選挙法違反の疑いで捜査しています。20日昼過ぎ、津山市林田と志戸部に設置された岡山県知事選挙のポスター掲示場2ヵ所で知事選の候補者ポスターが破られているのをパトロールしていた警察官が発見しました。2カ所の掲示場は1キロほど離れていてポスターは2人の候補者とも破られていました。この他、19日朝は津山市川崎で、20日朝は津山市加茂町で同様に、掲示場に貼られた候補者のポスターが破られたり、焼かれたりしているのが見つかっています。警察が公職選挙法違反の疑いで捜査しています。

岡山県知事選挙 期日前投票中間発表
今月26日投票の岡山県知事選挙で、期日前投票の19日までの状況がまとまりました。投票者数は前回の同じ時期を大幅に上回っています。岡山県選挙管理委員会によりますと、告示日翌日の今月10日から19日までに期日前投票をした人は3万8054人で、前回の同じ時期の1.84倍となっています。県下27市町村のうち23の市町村で前回の投票者数を上回っていて、最も伸び率が高かったのが高梁市で、前回の13、35倍、次いで吉備中央町の11倍となっています。また、有権者数の多い岡山市では1.68倍、倉敷市では2.93倍となっています。岡山県知事選挙の期日前投票は投票日前日の今月25日まで、県内の市町村役場など94カ所で行われます。

岡山県内でカキの水揚げ始まる
冬の味覚、カキの水揚げが岡山県内の産地で始まりました。おととしはノルウイルスによる風評被害、去年は不作に苦しんだカキ養殖ですが今年の出来は上々ということです。年間1300トン、県内一のカキの出荷量をほこる日生町漁協では20日午前1時からカキの水揚げが行われ、2.5トンのカキが出荷されました。今年は、先月からの気温の低下と適度な雨の影響でエサになるプランクトンが増え、カキの身はよく育っているということです。カキの出荷は来年3月まで行われ、ここ数年、不作などに苦しんだカキ養殖にとっては充実したシーズンになりそうです。

岡山県立高校入試要項発表
来年春の岡山県立高校の入試要項が20日、発表されました。合否の透明性を図るため学力検査と調査書とが判定にどう関わったかを示す表が入試要項の中に初めて記載されます。岡山県教育委員会の発表によりますと推薦入試は出願期間が来年1月30日から2月3日までで面接などが2月9日に行われます。一般入試の出願期間は2月24日から26日までで、学力検査と面接試験は3月11日から2日間、行われます。合格発表は3月19日です。また学力検査と学校の評定が書かれた調査書が、合否判定にどう関わったかを示す相関表が来年の入試要項の冊子に初めて記載され、合否の透明化を図っています。すでに発表されている県立高校の募集定員は少子化の影響で54校中、7校が減少していて、前の年度に比べ280人少ない1万2155人となっています。

中学生が日本古来の礼儀作法を学ぶ
日本に古くから伝わる礼儀作法を学ぶ授業が20日高松市の中学校で、行われました。生徒たちが教わったのは、相手を思いやる気持ちです。礼儀作法の授業を受けたのは、高松市の香川誠陵中学校の1年生74人です。授業には室町時代に大成した小笠原流礼法の師範、原田菱公さんが招かれました。生徒たちは、手紙を出すときには、相手の名前を自分より上に、大きく書き、敬意を表すこと、お辞儀をする時には、一番弱い場所とされる頭のてっぺんを相手に見せることで、信頼しているという思いを伝えることなど、動作の一つ一つに意味が込められていることを学びました。学校によりますと礼儀作法の授業は中四国の学校で初めて、取り入れられたもので、今後毎月1回、この授業を行い、生徒の思いやりの心を育てたいとしています。

小学生が大型貨物船を見学
子供たちに船の仕事に興味をもってもらおうと、20日玉野市の宇野港で大型貨物船の見学会が開かれました。これは国内船で船員の高齢化が進み、今後、船員の不足が予想されることから国土交通省中国運輸局が開いたものです。玉野市の胸上小学校の児童24人が宇野港に入港している大型貨物船に招待されました。児童は積荷のトラックが貨物船に次々と乗り込む様子や普段見ることの出来ない操舵室を見学し、貨物船による輸送の仕組みを学習していました。高齢化に伴って国内船の船員は五年後、約2000人が不足すると予想されていて中国運輸局では貨物船の見学会を授業の一部に組み込んでもらうよう教育委員会に働きかけることにしています。

美咲町の吉井川でスッポン放流
これから冬にかけおいしい季節を迎えます。鍋料理などに使われる高級食材のスッポンが、20日、岡山県内の4つの河川で放流されました。放流されたのは甲羅の大きさ約5センチ、重さ20グラムほどで福岡県で養殖された生後約3ヵ月のスッポン、3400匹です。吉井川など県内の4つの河川で流域の漁協が毎年、行っているものです。このうち美咲町の吉井川では吉井川漁協の組合員が約30カ所で約400匹のスッポンを放流していきました。放流されたスッポンは5年後には体長25センチ前後、重さ約1キロに成長するということです。そして捕獲された後は、鍋料理などに使われる高級食材として出荷されるということです。