大阪放送局

2008年10月21日 0時17分更新

女子中生ひき逃げ 市教委陳謝


18日、大阪・淀川区で58歳の男性を軽乗用車ではねて大けがさせたとして中学3年の女子生徒が逮捕された事件を受けて、生徒が通う中学校がある豊中市の教育委員会が記者会見し「ご迷惑と心配をかけて申し訳ない」と陳謝しました。

豊中市の教育委員会は、20日に記者会見を開き、青少年補導センターの山重和洋センター長が「被害者や家族の方に心配とご迷惑をかけて申し訳ありません」と陳謝しました。教育委員会によりますと、女子生徒は1年生の時から欠席がちで、夜に遊びに出かけることも多く、教師が家庭訪問をしながら保護者と対応について相談を繰り返していたということです。また、事件の直前の今月17日の夜には、この女子生徒から担任の教師に電話があり「高校に進学したいし、中間試験もあるので来週からは学校に行く」と話していたということで、山重センター長は「進学の意欲を見せていた直後だったのでとても驚いている」と話しています。豊中市教育委員会では、女子生徒が通う中学校で全校集会を開き、生徒に事情を説明するとともに、20日夕方、市内に59ある小中学校の校長を集めて臨時の校長会を開き、休みがちな生徒の状況を十分に把握することなどを指導することにしています。