(cache) 専門学校に大学並み位置付けも 文科省会議が報告書案
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     文部科学省の検討会議は20日、主に職業教育を担っている専修学校のうち、一定の水準を満たす専門学校や高等専修学校に新たな学校種を設け、学校教育法第1条が「学校」として規定している小中高校や大学などの学校種と同じ「1条校」に位置付けることを重要課題に挙げた報告書案をまとめた。

     高卒を対象にした専門学校には、2007年度の新卒者の15%が入学。大学に次ぐ進学先として定着するなど高等教育の一端を担っている実態を考慮した形で、大学、短大などを含めた職業教育全体の中で、専門学校などの位置付けを検討するよう求めた。

     文科省は最終報告を受け次第、中教審に審議を諮問する。

     専門学校は2年制に加えて4年制課程の設置が可能になっており、卒業生は「専門士」や「高度専門士」の学位を取得できる。大学編入や大学院入学も認められるなど実質的に高等教育機関化が進んでいるのが現状だ。

     一方、専門学校は1条校の位置付けでないため、私立の大学や短大などに交付されている国の私学助成は受けられず、1条校化によって財政上のデメリットを解消すべきだとの意見が出ていた。

      【共同通信】

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