大阪府の橋下徹知事は20日、山口県光市の母子殺害事件の弁護団への懲戒請求を呼び掛けたことを巡り訴訟で敗訴した際、朝日新聞が社説で弁護士資格の返上を求めたことに対し「朝日新聞は事実誤認があったら廃業するのか。(同新聞が)無くなったほうが世の中のためになる」などと批判した。東京で開いた機関投資家向けの府債の説明会後に記者団に述べた。
橋下知事は社説について「からかい半分で本気ではないと思う」とした上で、「全く愚かな言論機関。すぐさま廃業した方がいい。権力の悪口を言っていればいいと思っているのではないか」などとまくし立てた。
知事は19日に兵庫県伊丹市で行われた陸上自衛隊中部方面隊の記念式典の祝辞でも「人の悪口ばかり言う朝日新聞のような大人が増えれば、日本はだめになる」などと発言していた。(00:57)