LG電子、第3四半期純利益が250億ウォンに激減

2008年 10月 20日 17:12 JST
 
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 [ソウル 20日 ロイター] 韓国の家電・携帯電話メーカーLG電子(066570.KS: 株価, 企業情報, レポート)が20日発表した第3・四半期(7─9月)決算によると、純利益は250億ウォン(1910万ドル)となり、前年同期の3990億ウォンから激減した。為替差損が響いた。

 ロイターがアナリスト9人に対し実施した予測調査の下限の1800億ウォンも大幅に下回る結果となった。

 LG電子は、純利益の急減は主に外貨建て債務による損失によるもので、通貨ウオンの下落により損失が拡大したとしている。

 営業利益は5710億ウォンと、好調な携帯電話端末事業に支えられ、前年同期の3620億ウォンから増加。アナリスト予想の5620億ウォンとほぼ一致した。

 ただ、携帯電話端末市場も世界的な経済危機の影響を受け始めつつあり、LG電子の同事業の第3・四半期の営業利益率は11.5%と、前期の14.4%から低下した。また端末の売上台数も2300万台と、2770万台から減少した。

 プラズマパネルやテレビを手がけるディスプレイ部門の利益率は、前期の1%から0.4%に低下した。

 
 
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