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2008/10/20 17:13 KST
LG電子Q3業績、携帯電話や家電で良好な伸び


【ソウル20日聯合】LG電子は20日、第3四半期の売上高を6兆8867億ウォン(約5350億円)、営業利益を3376億ウォンと発表した。連結ベースでは売上高12兆90億ウォン、営業利益5705億ウォンを計上した。

 第2四半期に売上高7兆2335億ウォン(連結ベース12兆7351億ウォン)、営業利益6348億ウォン(同8560億ウォン)と過去最大の実績を記録したことと比べると相当な減となったが、世界的な景気低迷やシーズン要因を考慮すると善戦したと同社は説明している。

 第3四半期にはウォン安の影響で、外貨建て負債や買入債務に対する外貨換算評価損失の帳簿価額が3895億ウォンに拡大し、単体ベースの経常利益は340億ウォンにとどまった。

 部門別では、携帯電話や家電、ディスプレー事業が市場見通しに近い業績を挙げ、比較的良好な伸びを続けた。携帯電話事業の売上高は3兆5141億ウォン(以下連結ベース)、営業利益4055億ウォン、営業利益率11.5%を記録した。第1四半期以降、営業利益4000億ウォン以上・営業利益率2けたを維持している。インドなど新興市場の景気低迷を受け、携帯電話販売台数は2300万台と前四半期(2770万台)から減少したが、北米地域の販売が堅調な実績を維持したことから、プレミアム製品の販売が伸びた。

 第1四半期に黒字転換を遂げたディスプレー事業は、フラットテレビの販売増などに押され売上高3兆8521億ウォン、営業利益160億ウォンを記録するなど安定した収益構造をみせた。フラットテレビの販売台数は前四半期比4%、プラズマモジュール販売量は14%、それぞれ増加した。

 家電部門は売上高3兆2152億ウォン、営業利益1342億ウォンと集計された。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響で北米や欧州地域の売上高が減少したのに対し、中東やアジアなど新興市場で成長が続き、第3四半期の家電売上高は前年同期比15%伸びた。ただ、原材料価格の上昇や先進国市場の景気低迷で、営業利益率は4.2%と前年同期(5.4%)から低下した。

 デジタルマルチメディア部門はセットアップボックス、光学ドライブなど主要製品の販売好調で売上高1兆1042億ウォン、営業利益366億ウォンを計上、前年同期・前四半期からいずれも業績を伸ばした。