民主党の小沢一郎代表(66)は19日、東京・原宿のインターネット放送局で、タレントの上原さくら(31)の番組に生出演した。
公開形式の生放送で、約50人の若者らが窓越しに見つめる中、出演理由について「(上原が)かわいいから」と笑顔の小沢氏。初恋秘話も明かし、遠距離恋愛で「汽車賃を稼いで会いに行った」が、恋の結果には沈黙。「ふられたんだ」とウケまくる上原に赤面の小沢氏だったが、政治については「(自分が首相になれば)日本は相当変わる」と訴えた。
放送した「アメーバスタジオ」は「民主党に2−3カ月前に小沢代表の出演を打診した」と説明。臨時国会での冒頭解散が現実味を帯びてきた9月末に、OKの返事が急にきたという。
民主党関係者は今回の出演に、民主党の支持率が低い20−30歳代の女性票を獲得するための「戦略的な露出」と明かす。今月から同党女性参院議員22人がキャラバン隊を結成しているのも、その流れだ。
放送後「楽しかった」とご満悦の小沢氏だが、衆院総選挙に向け、女性票掘り起こしの“小沢戦略”が鮮明に見えてきた。