【第14回】 2008年08月20日
人は「夕暮れ」に「秘密」を漏らす
食品の値引きは、いわば客寄せのエサであって、割引していない商品までも買わせるのが、ウラの本音である。
心理学のデータからしても、「衝動買い」が起きるのは、きまって夕方であるそうだ。夕方には、理性が働かず、感情がむき出しにされる傾向があることがわかるだろう。
理性が疲れてくる
時間帯を狙え
相手からモノを聞き出したいのなら、早朝などより、夕暮れがいい。早朝のうちは、まだ頭が理性的になっており、ホンネの10分の1も語ってくれないからだ。しかし、お昼ご飯を食べ、夕方に向かっての時間帯になると、さすがに理性も疲れてくるのか、正しい判断ができなくなってくるものだ。
こういう時間帯を狙って、「あなたの本当の気持ちを教えてほしいんだけど」と切り出せば、相手も「実はね……」とすんなりホンネを明かしてくれることも少なくないだろう。
ビジネスでの商談では、理性的に、論理的な話し合いができる相手とは「午前中」にセッティングし、理性うんぬんよりも、むしろ感情にアピールして商談したほうがうまくいく相手とは「午後」にセッティングするようにすると、うまくいくのではないだろうか。
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| 第14回 | 人は「夕暮れ」に「秘密」を漏らす (2008年08月20日) |
| 第13回 | 「3回の食事」より、「1回のお酒」 (2008年08月12日) |
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内藤誼人
(心理学者)
慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了。(有)アンギルド代表取締役。現在は、企業研修や講演等で、心理学の法則をもとにした人材育成や販売促進、企画力促進などに力を注いでいる。著書に『「人たらし」のブラック心理術』(大和書房)、『人は「暗示」で9割動く!』(すばる舎)、『パワーセルフ』(ダイヤモンド社)ほか多数。
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