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【コラム】 “蛍光色”はどうして光って見えるのか?

会議中、資料の重要な箇所を蛍光ペンでチェック…していてフト思いました。“蛍光色”ってなぜこんなに目立つんでしょう? 他の色とは明らかに違う気がするんだけど…。

「それは、蛍光色に“蛍光体”という物質が含まれているからですよ」とは、塗料や染料などを製造するクラリアントジャパンの仁位浩明さん。蛍光体って…ナニ?

「そもそも色というのは、物体に光が反射することで見えています。その際、普通の色だと、人間の目に見える“可視光線”という光が反射しているんです。一方蛍光体は、目に見えない紫外線などの光も可視光線に変換し、色として見えるようにしてくれます。だから、普通の色の3倍近く色(光)を放出するんですよ」

ほ〜…。目に見えないはずの光も、見えるようにしてくれているから、あんなに鮮明だったのか…。あと、暗くするとうっすら光りますけど、あれはどうして?

「間違いやすいんですが、それは夜光といって、蛍光とは違います。夜光は紫外線を蓄え、徐々に放出する働きがあるので、電気を消した後も光るんですよ」(仁位さん)

ちなみに、蛍光塗料が広まり始めたのは、第二次世界大戦のころという説があるそう。米軍が、爆弾を落とす時の目印として開発したのが始まりとか。そんな目立つ特性を生かし、近年では意外なところで蛍光色が使われているという。初めて国産の蛍光塗料を作った、シンロイヒの松本典久さんに聞きました。

「最近、消防車の塗装に蛍光の赤を使うことが増えています。これは、緊急の際に他の車によけてもらい、事故を未然に防ぐためです。また、蛍光色はほんの少しの面積でも目立つので、踏切や標識など、瞬時に目に入らないといけないところに使うと、とても有効なんですよ」

ただ目立つだけでなく、さりげなく事故や危険を防いでいたとは。さらに注目してしまいそうです!
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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