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ぷりっぷりのおしり このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-10-19

マルチ商法の親ネズミと対決してきた―親ネズミ解説編―

| 12:49 | このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

前回のマルチ商法の親ネズミと対決してきたを補足。

はてブコメで親ネズミを評価するコメントがチラホラあったので、そこを中心に。

まず結論から言うと、ご賢察の通り。親ネズミは優秀だった。


開口一番の発言からもそれは見てとれる。

親ネズミ「で、君はやるの?やらないの?どっち?」

これは、

親ネズミ「君の将来の夢は何?」

尻「自分の喫茶店とかショップを持つことが夢なんすよー(嘘)」

親ネズミ「そうだね、それなら金/時間が必要だね。これはピッタリだよ!」

尻「んーだけどなー」

親ネズミ「そんなことも決断できないで一国一城の主がつとまるか!やるやらないは別にしても今すぐに決断して行動するんだよ!」

尻「わかったお!!やるお!」

mixiのコメントより引用

というシナリオにつなげるためのものだったんだろう。開口一番で「やるの?やらないの?」と聞かれたら、たいていのグズはまずグズる。次に、カモの夢を聞き出して、「そんなことも即決できないで〜」という論調に持ち込む。そして、相手の夢を言質にとって、夢を叶えるための時間と金が手に入るというアメと、「そんな優柔不断じゃ叶うはずないよ?」というムチを持って迫る。そういわれると、カモはだんだんそんな気分になってきてしまう。これがおそらく彼の狙い。実際に目の当たりにしたわけではないが、なかなか練られていると思う。

ところが私は、即答で「やりません」と答え、夢は「ニートです」といってしまったので、

上記の童貞も守れない奴に何が守れるんだ論法が封殺された形になった。

彼は、始めから私を値踏みしていたのだろう。あの短いやりとりの中で、「売り込むべきでない相手」と判断したのだと思う。あれ以上に議論を続けていたら、時間が無駄になるというのもあるが、それ以上に、マルチの危うさが周りの子ネズミ達にも露呈してしまい、彼らのモチベーションに影響してくるという危険があったからだ。そして、あくまで議論の放棄ではなく、「尻のなめた対応に腹を立ててその場を去った」という演出をし、被害を最小限に留めたのは実に見事だった。

説明会のプレゼンも、カス向けのものとしてはかなり秀逸だったと思う。そもそも、数字で見る人間はアウトオブ眼中なのだから。


以上から、私は彼をかなり優秀な親ネズミだったと評価している。

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