岡山放送局

2008年10月19日 21時49分更新

豊臣家ゆかりの文化財展


豊臣秀吉の正室のねねの兄の家系で足守藩主をつとめた木下家に残る豊臣家ゆかりの文化財などを紹介する特別展が岡山市で開かれています。

木下家は豊臣秀吉の正室のねねの兄の子孫で、江戸時代の終わりまでの13代にわたって現在の岡山市足守にあった足守藩の藩主です。県立博物館で行われている特別展では安土・桃山時代から江戸時代までの木下家の文化財のうち、これまでに一般公開されてこなかった31件が展示されています。

このうち、筆や硯をいれる「鳳凰蒔絵硯箱」は黒い漆塗りの木箱に金ぱくを使って位の高さを象徴する鳳凰と豊臣家の家紋にも使われている桐の花がほどこされていて秀吉やねねゆかりの品ではないかとみられています。

このほかにも、べっ甲で装飾された琴や、竜が蒔絵で描かれたかっちゅうなど手の込んだ装飾がほどこされた品々が展示され、訪れた人が見入っていました。
展示は、11月9日まで開かれます。