岡山放送局

2008年10月19日 21時49分更新

「消費生活に不満」60%


民間のシンクタンクが県民を対象に行った調査で、「今の消費生活に不満がある」と答えた人はおよそ60%に上り、厳しい節約が迫られている実態が明らかになりました。

民間のシンクタンク、「岡山経済研究所」はことし8月、18歳以上の男女、500人あまりを対象に「買いたいものが満足に買えているか」といった消費生活の意識についてアンケート調査を行いました。

それによりますと、今の消費生活について「不満がある」と答えた人は58点9%と4年前に調査を始めて以来、最も多くなっています。
「生活費を切り詰めている」と答えた人の割合は55点1%とことし2月に行われた前回の調査と比べて6ポイントあまり増えています。
また、40%あまりの人が「最近半年間の支出が増えた」と答えていて、光熱費や食料品などの値上げが多くの家庭に影響を与えている実態が明らかになっています。岡山経済研究所では「県民はさまざまな節約をしているが、物価上昇のペースが上回っているため、不満の割合が高くなっている」と話しています。