岡山放送局

2008年10月19日 21時49分更新

縄文時代の野焼きを再現

陶芸を学んでいる人たちが自分で作った器やオブジェを縄文時代と同じ「野焼き」と呼ばれる方法で焼き上げて完成させる催しが岡山県新見市で開かれています。
この催しは新見市法曽にある法曽陶芸館が開いたもので、この施設の陶芸教室で学んでいる人たちおよそ50人が参加しました。

参加者たちは陶芸家の猪風来さんの指導を受けながらことしの春から縄文時代の土器作りに挑戦していて、これまでに粘土の表面に縄で模様をつけた器やオブジェなどおよそ200点を作りました。

19日は縄文時代と同じように窯を使わずたき火の火で器を焼く「野焼き」が行われ、参加者たちはたき火の周囲に自分たちの作品を並べていきました。
この方法では粘土に急に強い熱を加えるとひびが入ったり割れたりするということで参加者たちは火の勢いを調節しながら作品を焼き上げていました。

19日完成した作品はことし12月に法曽陶芸館に展示されることになっています。