▽導入検討委が初会合
医師や看護師を救急現場に運ぶヘリコプター「ドクターヘリ」の導入に向け、常駐する基地病院や導入日程などについて協議する検討委員会の初会合が十六日、山口市内のホテルであった。
山口県内の四救命救急センターの代表者ら六人が出席。広範囲のやけどなど重い疾病に対応できる山口大医学部付属病院(宇部市)を、基地病院の候補と決めた。県内に約二百二十カ所ある臨時離着陸場を三百カ所以上に増やす方針も確認した。
出席者からは「搭乗医師の育成を同時並行で進めてほしい」「基地病院周辺の騒音対策なども考える必要がある」などの意見が出た。委員会は、二〇一〇年度後半の運航開始を目指し、来年一月までに協議内容をまとめて知事に提言する。(桑田勇樹)
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