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【岐阜】患者と医師、信頼関係大切 多治見でお産考えるシンポ2008年10月20日 東濃地域の周産期医療をテーマにしたシンポジウム「今、お産を考える」が19日、多治見市笠原中央公民館であり、市民ら約200人が現状や課題への理解を深めた。 産婦人科医らでつくる「東濃地域における周産期医療を考える会」の主催。二児の母で瑞穂市在住のプロゴルファー森口祐子さんや地元の女性産科医、助産師、市民らが、それぞれの立場から意見を述べた。 東濃で出産を取り扱う医療機関は現在、県立多治見病院や中津川市民病院など八カ所。土岐、恵那両市では一カ所もない状況が続いている。パネリストからは「身近な場所での出産は理想だが、医療機関の機能分担も必要」「産科医の意欲が保てるよう、患者も感謝や応援の気持ちを送ろう」などの意見が出た。 会場からも「昔に比べ、お産が不安になった」などの声が上がり、患者と医師との信頼関係、コミュニケーションづくりの重要性が話し合われた。 出産や育児支援活動に取り組むNPO法人「ひまわりの会」の会長を務める野田聖子消費者行政担当相と森口さんの講演もあった。 (清水祐樹)
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