現物を取り扱う方にとって、現物市場と先物市場の双方のポジションの取り方によって将来の価格変動リスクに対してベッジ(保険つなぎ)が可能です。
一例を挙げると、今、ガソリン価格が1リットル100円だとして、運送会社A社は、経営計画で半年先にガソリン20キロリットル(20,000リットル)を1リットル100円で仕入れる予定を立てました。ところが半年後のガソリン価格は140円になっていました。計画より1リットル当たり40円高です。20キロリットルでは80万円も負担が増します。
この時、事前に先物市場で20キロリットル分の「買い」を入れていたら、先物市場も現物市場に連動して同様に値上がりしていると考えられますから、先物市場では80万円程度の利益が出ているはずです。これによって、現物市場でのマイナスを相殺します。通常、先物市場(中部商品取引所)で20キロリットルの買いを入れるのに担保金として預け入れる取引本証拠金は42,000円〜54,000円、取引コストとなる弊社規定の基本手数料は片道1,155円(税込み)です。先物市場は資金負担面やコスト面も魅力のあるヘッジ市場でしょう。
他にも大豆、コーン、ゴム、灯油など豊富な銘柄を対象に、多種多様なヘッジ手法があります。貴社の経営に適したヘッジとは何かを、弊社法人部メンバーと共にご検討下さいませ。まずは下記連絡先にお気軽にお問い合わせ下さい。 |