【テクノバーン】(2006/8/22 23:42)人気を博している海外ドラマに「24」というのがある。米連邦政府の対テロリスト捜査機関(Counter Terrorist Unit)に属する捜査官ジャック・バウワーが難局を切り抜けてテロを解決するというものとなる。
このドラマの特徴はCTUの捜査官(アナリスト)達がネットを駆使してテロリストに関わる情報を検索して捜査に役立てると過程だ。やや照明の落とした巨大な2フロア打ち抜きの空間に配置されたデスクの上には複数のコンピューターディスプレイが設置されている。アナリストはキーボードとマウスを軽やかに操り捜査に必要な情報を引き出していく。日本の犯罪捜査ドラマを見ると、捜査の基本は聞き込みをあるかのような印象を受けるが、対して、CTUの捜査官の基本はネットだ。ネットで果たして捜査に必要な情報を得ることができるのか?これはドラマのなかの架空のことなのだろうか?
ドラマを見ている人はこのCTUという組織は架空のものだと思っているだろうが、実はそうではない。ドラマの舞台となるCTUは実際にワシントンDCに存在する。National Counterterrorism Center(NCTC)と呼ばれている連邦情報機関がそれだ。
長らく機密の壁に包まれてきたCTCの内側が今月、ブッシュ大統領が訪問したことでマスコミ陣に公開された。そこで驚いたことはNCTCの内部はTVドラマの中で再現されていたCTUとほとんど寸分、変わらなかったことである。どうやら対テロ捜査の基本はやはりネット検索にあるらしい。
画像は8月15日、ブッシュ大統領がNCTCを訪問した際に撮られた写真となる。照明を落として、空調の配管が剥き出しとなった2フロア打ち抜きのNCTCのテロリスト捜査の最前線でブッシュ大統領が演説を行おうとしている。ブッシュ大統領の後ろにいるのは向かって左からホワイトハウス祖国安全保障担当補佐官のフランシス・タウンゼント、国家情報局長官のジョン・ネグロポンテ、CIA長官のマイケル・ハイデン、NCTC局長のジョン・スコット・レッド海軍提督の面々だ。
別のアングルの写真では実際のNCTCのアナリストが利用しているデスクの詳細を見ることができる。人間工学的に作られたその特徴的な形のデスクの上には専用のディスプレイアームで3台のコンピューターディスプレイが設置されている。デスクの下には複数のPCが置かれているためだろうか、デスクの上にネットワーク用のハブまでもが置かれている。これはほとんど、TVドラマ「24」のセットと瓜二つだ。
NCTCのホームページでは、センターではテロ容疑者やテロ組織に関わる全ての情報を集めて、分析、その上で他の情報機関や捜査機関にそれらの情報を提供することを行っていると説明されている。
実際のCTUはジャック・バウワーのような現場捜査官なしで、ネット上での情報収集と分析だけを専門的に行う機関のようだ。
米国の対テロ戦争の最前線はイラクやアフガニスタンの現場ではなく、ワシントンDCの最新ハイテクビルに設置されたコンピュータのトリプル・ディスプレイ画面のなかということになりそうだ。
湾岸警察署の青島巡査部長からは不満の声がでてきそうだ。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200608222342
「大統領は味方だ」ボルトン大使、拉致家族会と面会
【ニューヨーク=住井亨介】訪米中の拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」のメンバーらは31日午後(日本時間1日早朝)、ボルトン米国連大使と面会した。ボルトン大使は「ブッシュ大統領はあなた方の味方だ。これからもどんどん具体的な取り組みをしていく」と述べ、「何でも日本政府に相談すれば、それはすぐにわれわれに伝わる」と、拉致問題解決へのさらなる取り組みと、日米連携を約束した。
家族会側は、国連安保理で北朝鮮に対し再制裁決議を行う場合は、その理由に「外国人拉致」を含めるよう要請。ボルトン大使は「(北朝鮮の核実験実施を受けた)国連安保理の決議1718号に(拉致問題は)『人道上の懸念』という言葉で入ったが、これはスターティングポイントだ。今後発展させていきたい」と答え、さらなる決議に前向きな姿勢を示した。
ボルトン大使は日本人以外の外国人拉致にも触れ、「韓国政府の北の人権問題に対する立場に、疑問を持っている。韓国政府はこの問題を強くとらえていない。拉致被害者が多数おり、日本と同じだ」と韓国政府の対応を批判した。
北朝鮮が6者協議への復帰を示したことについて、家族会側が「6者協議復帰だけでは、拉致問題の解決にはつながらない」として、引き続き強い態度で臨むよう求めると、ボルトン大使も理解を示した。
家族会副代表で田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(68)はボルトン大使とは2回目の面会。ボルトン大使は飯塚さんに「3年前に会いましたね。あのことははっきり覚えている」と声を掛け、飯塚さんから拉致被害者救出の象徴である「ブルーリボンバッジ」を胸に付けられると、その意味を尋ねた。
青い空と海を越え、被害者が帰国する−との願いが込められていることを説明すると、ボルトン大使は、真剣な表情で深くうなずいたという。
家族会事務局長で増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(51)は「予想以上の成果。ボルトン大使、米国の姿勢がさらにはっきりとし、力強いものだった」と話した。
(11/01 17:03)
http://www.sankei.co.jp/news/061101/kok010.htm
このドラマの特徴はCTUの捜査官(アナリスト)達がネットを駆使してテロリストに関わる情報を検索して捜査に役立てると過程だ。やや照明の落とした巨大な2フロア打ち抜きの空間に配置されたデスクの上には複数のコンピューターディスプレイが設置されている。アナリストはキーボードとマウスを軽やかに操り捜査に必要な情報を引き出していく。日本の犯罪捜査ドラマを見ると、捜査の基本は聞き込みをあるかのような印象を受けるが、対して、CTUの捜査官の基本はネットだ。ネットで果たして捜査に必要な情報を得ることができるのか?これはドラマのなかの架空のことなのだろうか?
ドラマを見ている人はこのCTUという組織は架空のものだと思っているだろうが、実はそうではない。ドラマの舞台となるCTUは実際にワシントンDCに存在する。National Counterterrorism Center(NCTC)と呼ばれている連邦情報機関がそれだ。
長らく機密の壁に包まれてきたCTCの内側が今月、ブッシュ大統領が訪問したことでマスコミ陣に公開された。そこで驚いたことはNCTCの内部はTVドラマの中で再現されていたCTUとほとんど寸分、変わらなかったことである。どうやら対テロ捜査の基本はやはりネット検索にあるらしい。
画像は8月15日、ブッシュ大統領がNCTCを訪問した際に撮られた写真となる。照明を落として、空調の配管が剥き出しとなった2フロア打ち抜きのNCTCのテロリスト捜査の最前線でブッシュ大統領が演説を行おうとしている。ブッシュ大統領の後ろにいるのは向かって左からホワイトハウス祖国安全保障担当補佐官のフランシス・タウンゼント、国家情報局長官のジョン・ネグロポンテ、CIA長官のマイケル・ハイデン、NCTC局長のジョン・スコット・レッド海軍提督の面々だ。
別のアングルの写真では実際のNCTCのアナリストが利用しているデスクの詳細を見ることができる。人間工学的に作られたその特徴的な形のデスクの上には専用のディスプレイアームで3台のコンピューターディスプレイが設置されている。デスクの下には複数のPCが置かれているためだろうか、デスクの上にネットワーク用のハブまでもが置かれている。これはほとんど、TVドラマ「24」のセットと瓜二つだ。
NCTCのホームページでは、センターではテロ容疑者やテロ組織に関わる全ての情報を集めて、分析、その上で他の情報機関や捜査機関にそれらの情報を提供することを行っていると説明されている。
実際のCTUはジャック・バウワーのような現場捜査官なしで、ネット上での情報収集と分析だけを専門的に行う機関のようだ。
米国の対テロ戦争の最前線はイラクやアフガニスタンの現場ではなく、ワシントンDCの最新ハイテクビルに設置されたコンピュータのトリプル・ディスプレイ画面のなかということになりそうだ。
湾岸警察署の青島巡査部長からは不満の声がでてきそうだ。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200608222342
「大統領は味方だ」ボルトン大使、拉致家族会と面会
【ニューヨーク=住井亨介】訪米中の拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」のメンバーらは31日午後(日本時間1日早朝)、ボルトン米国連大使と面会した。ボルトン大使は「ブッシュ大統領はあなた方の味方だ。これからもどんどん具体的な取り組みをしていく」と述べ、「何でも日本政府に相談すれば、それはすぐにわれわれに伝わる」と、拉致問題解決へのさらなる取り組みと、日米連携を約束した。
家族会側は、国連安保理で北朝鮮に対し再制裁決議を行う場合は、その理由に「外国人拉致」を含めるよう要請。ボルトン大使は「(北朝鮮の核実験実施を受けた)国連安保理の決議1718号に(拉致問題は)『人道上の懸念』という言葉で入ったが、これはスターティングポイントだ。今後発展させていきたい」と答え、さらなる決議に前向きな姿勢を示した。
ボルトン大使は日本人以外の外国人拉致にも触れ、「韓国政府の北の人権問題に対する立場に、疑問を持っている。韓国政府はこの問題を強くとらえていない。拉致被害者が多数おり、日本と同じだ」と韓国政府の対応を批判した。
北朝鮮が6者協議への復帰を示したことについて、家族会側が「6者協議復帰だけでは、拉致問題の解決にはつながらない」として、引き続き強い態度で臨むよう求めると、ボルトン大使も理解を示した。
家族会副代表で田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(68)はボルトン大使とは2回目の面会。ボルトン大使は飯塚さんに「3年前に会いましたね。あのことははっきり覚えている」と声を掛け、飯塚さんから拉致被害者救出の象徴である「ブルーリボンバッジ」を胸に付けられると、その意味を尋ねた。
青い空と海を越え、被害者が帰国する−との願いが込められていることを説明すると、ボルトン大使は、真剣な表情で深くうなずいたという。
家族会事務局長で増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(51)は「予想以上の成果。ボルトン大使、米国の姿勢がさらにはっきりとし、力強いものだった」と話した。
(11/01 17:03)
http://www.sankei.co.jp/news/061101/kok010.htm