ビジネスパーソンがコンスタントに活躍していくためには、「ストレスに強いこと」が不可欠です。上司から叱責を受けた時に、落ち込んで仕事が手につかなくなる人と、全くダメージを受けずに仕事に取り組める人とでは、後者の方が心身ともに健康でいられることは明らかですよね。
今回は、このような「ストレスに強い体質になる方法」を紹介します。
心のゴムボールでストレス耐性を考える
「ストレスに強くなる」ということは、結論からいうと「変化に強くなること」。
連載第3回のおさらいになりますが、ストレスの正体は「心身に影響を及ぼす変化」です。これらの変化がストレスとなって心のエネルギーを奪うかどうかは、「自分自身の変化に対する耐性」にかかっています。
自分の心がゴムボールになったとイメージしてください。あなたの心は、図1のように変化・刺激という圧力がかかった時に、それを跳ね返せる強い弾力性を持つボールですか? それとも図2のように、多少の圧力がかかったら凹んでしまう弾力性の弱いボールでしょうか。
図1:ストレスに強い心の状態
図2:ストレスに弱い心の状態
この心のゴムボールの弾力が強ければ強いほど、「ストレス耐性が強い」と言えます。