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麻生首相 この男はグズで卑怯でヘナチョコだ

 日本の国会は完全にマンガだ。これまでは、強い与党が「イヤなら解散するゾ」と野党を脅して法案を通してきたものだが、麻生首相の場合は野党から「解散しろよ、法案は通してやるから」と“逆脅し”をかけられている。これだけでも、解散するのが総理の威信というもの。野党にナメられたらオシマイだ。

 ところが、麻生は解散から逃げまくっている。15日の参院予算委員会も焦点はこの一点だった。

 麻生が、月刊「文藝春秋」に寄稿した論文で、「臨時国会の冒頭で堂々と国民の信を問う」と勇ましく宣言した問題が取り上げられ、民主党議員から「言ったからには(解散を)すべきだ。やれないなら言うべきではない」「違うというなら(論文を)撤回しろ。撤回しないなら解散しろ」と攻め込まれていた。ここまでコケにされたら、腹をくくるのが男だが、そんな気概はなく、「状況は日々刻々変わる」と逃げ腰に終始。みっともない九州男児の姿だった。

 もともと麻生内閣は、2代続いた政権放り出しを受けて急ごしらえされた選挙管理内閣。解散・総選挙をするのが最大の仕事だと有権者はだれもが思っている。しかも麻生という男は、金持ちボンボンのひ弱さを隠そうと、口をひん曲げ、べらんめえ調で「小沢一郎を選ぶか、オレを選ぶか」と、挑発的な政治をウリにしてきた。

 それが、イザとなるとこのザマ。自分で決めた解散もできないでいる。ケンカもできないグズで卑怯でヘナチョコということだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「麻生首相は、負けず嫌いでエエかっこしいのガキ大将を気取っている。でもガキ大将には、人望と腕力があるガキ大将と、親が偉くてカネ持ちだからなれるガキ大将の2種類がある。麻生首相がどちらなのかは言うまでもありません。不屈の信念とか一貫性なんてないのです」

●こうやっているうちに安倍、福田と同じ野垂れ死に必至

 麻生が解散から逃げるのは、選挙で惨敗して政権と総理の座を失うのが怖いからだ。

「自公与党が福田首相を引きずり降ろし、麻生首相に代えた頃は、総選挙をやれば勝てるという極秘世論調査があった。ところが、福田放り出しやバカげた総裁選で有権者の政治不信が一気に強まり、9月末の300小選挙区調査では最大でも自公で220議席しか取れないという結果が出た。これで麻生首相は腰を抜かし、解散せずに方針転換してしまった。それからは、大新聞を使って解散風を吹かせては、解散したがっている民主党に政策や法案で協力させ、一日でも長く延命するという卑怯な政治になっているのです」(政治評論家・森田実氏)

 選挙管理内閣だと位置づけているから、大マスコミは暴言・失言癖の麻生をたたかず、暗い麻生家の過去もあえて問わないのだが、それでイイ気になってガキ大将首相が来年9月の任期満了選挙まで居座ろうなんてしたら、とんでもない話だ。

「麻生首相は、解散を引き延ばして、民主党が大チョンボしたり、勝てるチャンスがきたらと思っているのでしょうが、来年9月まで待っても勝機は訪れませんよ。不況がどんどん拡大し、解散するチャンスはなくなる。また野党と全面対決になる中で政治空白が続くから支持率が落ち続け、マスコミにたたかれ、野垂れ死にするしかない。人気も新鮮味もなくなれば、来年の総選挙前に引きずり降ろされ、次の総理と交代させられる運命なのです。麻生政権は、逃げたって終わりなのです」(森田実氏=前出)

 野垂れ死にが分かっているのに、おびえて勝負に打って出られない。安倍や福田と同じ道を選ぼうとしているのだから、臆病で無能な小物ということだ。よくぞ「小沢を選ぶか、オレか」なんて大口をたたけたものだ。

 すそに鉛を入れて足長に見せるズボンに手を突っ込み、ちょい不良を気取っている麻生だが、明日からは強がりをやめて背中を丸めてコソコソしていた方がお似合いだ。

(日刊ゲンダイ2008年10月16日掲載)


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