●一級河川
一級河川とは国土保全上(治水)または国民経済上(利水)特に重要な水系で政令で指定したものにかかわる河川で国土交通大臣が指定したものです。

●二級河川
二級河川とは、一級河川として指定された水系以外の水系で公共の利害に重要な関係があるものにかかわる河川で都道府県知事が指定したものです。

●準用河川
一級河川および二級河川以外の河川で市町村長が指定したものは、準用河川として河川法の二級河川に関する一定の規定が準用されます。

●普通河川
河川法に基づく指定を受けない河川(公共の水流、水面)を、一般に総称して普通河川と呼びます。河川法に記述はなく厳密に河川法上の分類はありません。普通河川の管理は市町村の公共物管理条例により、市町村が行っています。

●一級河川の指定区間
一級河川の河川管理者は国土交通大臣ですが、一級河川の全区間が全面的に国土保全上または国民経済上特に重要であることはないので、国土交通大臣は、一級河川のうち指定する区間内については、水系一貫管理に支障のない範囲で都道府県知事にその管理の一部を行わせることとしています。

●水防団待機水位(通報水位)
各水防機関が準備をする水位で水防団等の待機の指標となる水位です。

●はん濫注意水位(警戒水位)
水防団が出動し、警戒にあたる指標となる水位です。

●避難判断水位(特別警戒水位)
市町長が発令する避難勧告の目安となる水位です。

●河川一般図



●テレメータ
遠隔地に設置された雨量計や水位計の測定データを、無線回線などを利用して伝達する装置です。



●時間雨量
 1時間あたりの雨量で、単位はmmです。
 時間雨量のおおよその目安は次のとおりです。

なお、雪やあられなどは解かして水に変えて測定します。降水量はこのようにして測定した雪なども含めた名称です。雨の場合は、雨量も降水量も同じです。

●累計雨量
 降り始めから累計した雨量(6時間降雨がないとゼロとしている)

●レーダ雨量
 河川流域における雨量の定量観測する目的で全国を定量観測範囲でカバーできるようにレーダ雨量計が設置されています。出来るだけ低い高度を観測することにより、実際に降っている雨量を観測できるようになっています。