(cache) 49%が「事故身近に感じた」 不妊治療施設の全国調査
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  • 49%が「事故身近に感じた」  不妊治療施設の全国調査

     体外受精などを実施している全国の不妊治療施設を対象に「蔵本ウイメンズクリニック」(福岡市博多区)の福田貴美子看護師長らが実施した調査で、回答した114施設のうち、患者取り違えや複数の精子混合などさまざまな事故を「身近に感じたことがある」とした施設が49%を占めたことが19日、分かった。

     事故や、事故が起きそうになった具体例も報告されたが、ほとんどは寸前で回避され、患者に実害があったとみられるのはごく一部という。

     不妊治療現場の事故に関する調査は異例。年間出生児数に占める体外受精児の割合が55人に1人(2006年時点)となるなど技術が普及する中、取り返しのつかない重大事故を防ぐ一層の取り組みが求められる。

     調査は昨年12月から今年1月、日本産科婦人科学会に登録している594施設(昨年7月時点)を対象に実施、114施設が回答した。

     それによると、今までに事故を身近に感じたことがあるとしたのは56施設。実際に起きた事故や寸前で回避されたケースとして「生命の萌芽」とされる胚の取り違えや紛失、患者取り違え、複数の精子の混合、精子保管時の名前の誤記入などが報告された。

      【共同通信】

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