次世代OSの秘密


ゲイツ君がこないだ来日して、東京ゲームショウ2001で例のX-Boxについての講演を行ったことはご存じの方が多いかと思います。MSはそれ以外にもPCゲームコーナーにもしこたま展示をしていたようでかなり力を入れた宣伝をしていたようですね。
で、その力の入れ具合が解る記事の一つがこちらなんですけれど この記事によると、会場の幕張メッセの近くのレストランのトレーの上に置かれた紙の上で、ゲイツ君が「おいしいのはどっちでしょう、ファイナルアンサー」とか言ってニタニタ笑ってこちらを見ているという広告があったとのことなんですが、レストランでこんな薄気味悪い写真見せられたんじゃぁ飯がまずくてしょうがないでしょうに。全くこの人もでしゃばるのもほどほどにしてもらいたいものです。
それにしても、例のクイズ番組をもじっているというのはわかるんですが、一体この文章の何が面白いんでしょうか(^^;;、どっちって聞かれてもとりあえずハンバーガーの方が美味しいってことだけは解りますけれど、クイズミリオネアとX-BOXとハンバーガーがどうつながるのかがさっぱりわかりません。書くなら書くでもうちょっと考えるなりひねるなりして欲しいものです。ま、MSKKの人間が考えたんじゃ無いでしょうけどね。

ところで、会場に行った人の話によると、X-Box関連の広告に次のような驚くべき文章が書かれていたとのことです。

「ビル・ゲイツの携帯電話番号お教えします。
 あなたもビル・ゲイツに言いたいことはありませんか?」

これって、文句言っていいってことでしょうか(^^;;。まぁ言いたいことなら別に私でなくても山ほどあると思いますが。まともにゲイツ君が出てきて応対なんてするわけ無いから、せいぜい、

「やぁ、今日は僕のクールな電話にかけてくれてありがとう、でも今はあいにくX-Boxのゲーム開発で忙しいんだ。ピーっと鳴ったら君たちのスーパークールなメッセージを置いていってくれたまえ。おっと、WindowsXPもよろしく」
なんて留守録メッセージが流れるってな所でしょうか。で実はかけた先が中東とか東欧の電話番号で、1分間の通話で5000円もとられるようなアクセスポイントだったりするなんてことになったりするかもしれません
まぁでも、少なくともMSがらみだと情報漏洩には気をつけた方がいいですね。最近ではこういうお便りも頂いているように、どうやらMSのサイトに情報を登録なんてことをしたが最後、赤の他人の情報が第三者にすっかり筒抜けになってしまうようですしね。
だからうっかり電話してしまったが最後、発信元電話番号を自動でSQLサーバーとかに入れられて、DM業者とかに情報を売り飛ばされるなんてことになりかねません。まぁともあれMSには十分気をつけたいものです。

しかしなんかこの記事にあるようなとてつもなくセンスの悪いXだらけのイベント開場のMSのブースの様子見ていると、ナチスドイツの洗脳を見てるみたいで寒気がしてしまいます(Xの文字もハーケンクロイツみたいだし)。何もこんな薄気味悪い演出しなくてもいいと思うんですが、ゲイツ君はよっぽどヒットラーのファンなんでしょうか。まぁ勇んでゲーム業界連合国に戦いを挑んだはいいけど結局最後に全面降伏して大損なんてことにならないようにせいぜいがんばって欲しいものです。(ちなみにこの記事のページも最後の写真で筆者の本音がポロッと出てしまったようです)。

さて、今日はエイプリルフールにちなんで、以前読者の方から頂いたWindows XPの新解釈をご紹介しようかと思います。結構面白かったので全文をご紹介致しますが、いやはや実際にXPについては考えれば考えるほどいろんな解釈が沸いて来るものですね。まぁいずれにしても良い「経験」をさせる製品で無いということだけは確かなようですけれど。

Windows XP(うぃんどうずえっくすぴー)

  1. Windows Expatriationの略
    極めて詳細なオンラインヘルプを備えたWindows2000。Windowsのインストール方法のみならず、Windowsを起動できない場合の対処法、青画面が表示された場合の処置等トラブルシューティングも詳細に記載されているため、紙のマニュアルは全廃された。
  2. Windows Expectの略
    トラブルを予測する能力を鍛えるために特別編集されたWindows2000。エラーの発生率が通常版の5倍になったことで、UNIXユーザーの200倍のトラブル耐性を得る事ができる。
  3. Windows Expendの略
    使用者の体力、気力、時間を費やさせる事で悪事を働けないようにするために設計されたWindows2000。日本の公務員向けに開発されたが、汚職に悩む中国政府が中国語へのローカライズを開発元に打診している。
  4. Windows Expensiveの略
    ユーザーがどの程度間抜けになったかを調べるために特価(特別高い価格)を設定されたWindows2000。
  5. Windows Experienceの略
    見かけ以外はWindows2000と全く同じであることをユーザーに経験させ、高給取りのM$のプログラマーですら外見以外は手の付けようが無いほど、Windows2000のコードが難解である事を示すために作られた。
  6. Windows Expireの略
    有効期限を持ち、それ以降は使用も再インストールもできないようにする仕様を備えたWindows2000。その性質上CD-R/W非搭載機にはインストールできない。
    新バージョンの発売前に期限になってしまったり、アップグレードする気が無かったりするユーザーには新しいWindows ExpireCDを半額で購入するクーポンが与えられる。
  7. Windows Expleteの略
    エラーが起こるとユーザーの使用方法の問題点について悪態をつくことのできるWindows2000。数多くのエラーに対応したためインストールには15GBが必要となる。
  8. Windows Explodeの略
    インテル社の要請で開発された高度なハードウェア制御能力を持つWindows2000。AMD社製のCPU上で動作させると、過大な電流を流す事で内部を膨張させCPUを破裂させることがある。
  9. Windows Expositionの略
    インパクが余りにも盛り上がりに欠ける事を心配したニッポンのプライムミニスターオブチの要請で開発が始まったWindows2000特別版。M$製の最新OSだからと、ありがたがって導入した企業の間抜けぶりや、便乗してWindows2000用ソフトのバージョンナンバーを付け替えただけの対応ソフトで金もうけを企むソフト会社の強欲ぶりを陳列し、インパクの目玉イベントとなる予定だったが、結局間に合わずM$社の技術レベルの低さを陳列してしまった。
  10. Windows Exposureの略
    ユーザーのデータを公開するための無数の暴露機構を実装したWindows2000。このOSの登場により全てのセキュリティホールは解消される。
確かに最後の解釈のように、セキュリティホールを無くすには逆にセキュリティホールだらけにするって手はありますよね。穴がでかくなりすぎてただの筒抜けの空間になると穴じゃ無くなると言うわけで。
まぁ、いずれにせよあんまりいい経験はしないOSであることは確かのようです。

というわけで、今日はちょっと軽めの話題をお送り致しましたがいかがでしたでしょうか、ゲイツ君もOSを発表する時はここまで名前が話題にされるとは思っていなかったかも知れませんが、まぁNTの時はニューテクノロジーなんて言ったばっかりに散々コケにされまくった経験もありますし、とりあえずまだまだ序の口といった所でしょう。

ところで、WindowsXPの次のOSって、どういう名前になるんでしょうか。
さすがにゲイツ君もXって文字はX-BOXでも使ってしまいましたし、次バージョンだとここを変えてくるんじゃないかと予想されます。
そうするとXPの次ということになると、順当に行けば「YP」ってことになるんでしょうが、実はYPは米国だとイエローページを意味する言葉として極めて一般的であるので(昔サンが訴えられてYPというサービス名をNISって名前に変更した経緯もあるし)、多分これは無いんじゃないかと思うんですよね。

そこで、有名な格言を思い出して欲しいのです、マイクロソフトの製品は、「バージョン3でやっと使い物なる」ということ。ワードもウィンドウズもエクセルも、バージョン3ではじめて世に認知されるに至ったという経緯を(それでNTのようにいきなりバージョン3からら始まった製品もありますが)。

そうすると、XPの次のWindowsは Windows3P となるかも知れません。まぁ一つ上の経験をさせる、と言う意味合いも含めてちょうどいい名前かと、

それでさらなる向上心のある方向けに、Windows4Pとか5Pも用意されるかもしれませんが、さすがにいきなり4Pとか5Pは無いでしょうから、初心者は3Pから始めて頂くのが無難じゃないかと言うわけで。

なんか最後の話で数少ない女性読者がさらに減ってしまったような気もしないでもないですが(^^;;これにめげずに頑張って続けて行こうかと思っていますので、次回もまた一つ宜しく御願いします。


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