小中学生に広がる 体を圧迫、薄れる意識楽しむ
「失神ゲーム」とよばれる危険な遊びが、小中学生の間で広がっています。体の一部を強く押されて意識がうすれる感覚を楽しむ遊びです。
東京都練馬区では今月中旬、小学5年生の男の子が、このゲームで気をうしなって顔を地面にぶつけ、歯が4本ぬける大けがをしました。学校が調べたところ、この遊びが近くの中学生らから小学生に伝わっていたことがわかりました。区の教育委員会は「死ぬ危険もある」と注意をよびかけ、専門家も「遊びとはいえない危険な行為だ」と話しています。
1991年には北海道釧路市の女子中学生が失神して病院に運ばれました。愛知県名古屋市では98年、男子中学生が前歯を折りました。イギリスやアメリカでは、14、15歳の子どもが亡くなり、社会問題になっているそうです。
('02年11月27日)
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