「披露宴は“3人”で幸せを感じながら楽しみたい。女の子なら、僕がかわいがっちゃうので、妻には厳しくなってもらおうかな」
神前式後の会見で、康生氏がパパになった喜びをぶちまけた。
入籍は1月に済ませたが、康生氏の北京五輪出場をかけた試合のまっただ中だったため、挙式披露宴も婚約指輪も封印してきた。それだけに喜びもひとしおだ。井上氏は黒の紋付き袴姿、東原は赤い本手描友禅の打掛「煌寿冠(こうじゅかん)」を羽織った和装姿で登場するや、幸せいっぱいの笑顔が弾けた。
康生氏は「この度子供を授かりました。3カ月です」と報告。東原も「2人とも子供が好きで、私も(妊娠が分かったときは)うれしくて興奮しました」と笑った。
また、康生氏が指導者を目指すために来年から2年間のロンドン留学を予定しているが、身重の東原は「一緒についていきます」と夫を支えていく決意を表明。出産場所については、康生氏が「予定としては1人目ということで彼女が『産むときは一緒にいたい』と言ってるので。これから2人で決めていきたい」と話し、英国での立ち会い出産が有力だ。
東原の左手薬指には、康生氏の地元・宮崎の老舗宝石店「ジュエルミキ」の白蝶をあしらった真珠の推定100万円は下らない婚約指輪。一般人の親指と同じぐらいという康生氏の左手薬指には、同店でオーダーした27号(直径21・7ミリ)の結婚指輪が輝いていた。康生氏はその指輪を見つめて、「温かい家庭を作りたい」と誓った。
1月の入籍から10カ月。待ちに待った披露宴は、2人が出会ったフジテレビ系格闘技番組「SRS」の映像でスタート。湘南の風のリーダー、若旦那(32)が2人のために代表曲「札束」の結婚バージョンを熱唱すると、康生氏と東原は顔を合わせて号泣した。
お色直しは洋装への1回。最後に東原が「今まで育ててくれてありがとう」と両親にあいさつ。そのシンプルな言葉に、会場が涙に包まれた。
東原は芸能界を引退せず、体調と相談しながら仕事も続ける。
帝国ホテルの披露宴では、北京五輪競泳2冠の北島康介(26)ら約320人が列席。ロス五輪柔道金メダリストで、師匠の山下泰裕氏(51)夫妻が媒酌人、フジテレビの三宅正治(45)、平井理央(25)両アナが司会を務めた。
この後、青山迎賓館に場所を移し、親しい友人を招待してハウスウエディング形式の結婚パーティーを開催。お笑いタレントのアントキの猪木(35)、和製ビヨンセこと渡辺直美(20)がモノマネを披露し、レゲエ歌手の三木道三(38)が「Lifetime Respect」を熱唱した。