米国が日本に、アフガニスタンの復興支援活動として自衛隊ヘリコプターの派遣などを打診していたことが18日、分かった。
具体的には〈1〉CH47輸送ヘリによるアフガン国内の輸送〈2〉C130輸送機による海外からアフガンの拠点空港への輸送〈3〉地方復興チーム(PRT)への人的貢献−−の3分野。インド洋での海上自衛隊の給油活動の継続に加えて、米側がアフガン本土での日本の貢献拡大に期待していることが改めて浮き彫りになった。
関係者によると、道路整備が遅れたアフガンでの輸送の中心となるヘリの数が不足しており、米側は「物資輸送だけでなく、負傷した兵士の搬送にも支障が出ている」と説明。大型輸送ヘリを多数保有する国は少ないとして、日本の協力に期待感を示したという。
ただ、ヘリや輸送機の派遣には新たな法整備が必要となる。衆院解散・総選挙が終わるまで、日本政府として具体的な検討に入る状況にはないのが実情だ。
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