江戸時代、文化文政の頃の阿智神社の祭りの情緒をよみがえらせようと平成14年に地元の有志たちによって100年ぶりに復活したのが倉敷屏風祭です。7回目の今年は、昔の町並みの面影を残す本町から東町にかけてのおよそ600mの区間にある町屋や商店34軒と倉敷美観地区一帯の13箇所で屏風や絵画などその家独自の自慢の品々が飾られました。絶好の行楽日和に恵まれたこともあり朝から多くの観光客などが訪れ、通りに面した町屋では格子戸を外し、自慢の屏風を飾り、花を生けて人々をもてなしました。旅館鶴形では倉敷天文台の原 圭一郎理事長が保管していた明治時代の天文歌を書いた小学校の教科書を屏風に仕立てて展示しています。倉敷屏風祭は明日の午後5時まで開かれます。
『国産ジーンズ発祥の地・児島』として知られる倉敷市児島の恒例のイベント秋のせんい児島瀬戸大橋まつりは、児島競艇場を会場に開幕しました。およそ200のテントが並んだ会場では、繊維製品の即売コーナーや飲食コーナーなどが設けられ多彩な催しが繰り広げられました。特に、地元企業20社によるせんい児島メーカー通りでは、ジーンズや学生服カジュアルウエィアなどが格安で販売され、掘り出し物を買い求める家族連れなどで賑わいました。また、地元の特産品が並ぶ飲み食い横丁では、下津井名物「たこ飯」やイイダコのから揚げなどが人気で長蛇の列ができていました。なお、初日のきょうは、およそ8万人でにぎわいました。
住民相互のふれあいと教養を高めることを目的に霞ヶ丘コミュニティー協議会では、毎年、文化部を中心に文化祭を開いています。10回目を数える今年も、厳島神社の秋祭りに合わせ18・19日の二日間『かすみふれあいハウス』で開かれます。会場には、霞ヶ丘小学校の児童をはじめ、弁財天町内会や霞団地の住民、倉敷芸術科学大学の学生などおよそ80人による作品150点が出品されました。作品は、生け花、盆栽、俳句、短歌、書道、写真、手芸などさまざまです。特に、100歳の平尾クマヨさんの編み物は、年齢を感じさせない作品と訪れた人の目を引いていました。霞ヶ丘コミュニティ協議会の第10回文化祭は、あす19日まで開かれます。