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その間食、見直そう グミ、クッキー、ガム…低カロリー代用食が人気 (1/2ページ)
オフィスや自宅で、つい甘い物を口にしてしまって…。そんな人から人気を集めているのが、ひと口の積み重ねが肥満につながる間食を抑えることを目的にした商品だ。グミ、クッキー、ガムと種類は豊富で、売れ行きも好調だという。体重が気になる食欲の秋。“代用食品”で少しでも食欲を抑えれば、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)も怖くない?(森本昌彦)
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「クッキー3枚を(間食で)1年間食べ続けると8キロ太る」。こんなデータがある。試算したのは、管理栄養士としてダイエット指導を行っている横浜創英短期大学の則岡孝子教授。余分なカロリーとして摂取したと仮定し、摂取カロリーを脂肪の重さに換算した。
「糖分を取ることで、脳内にセロトニンというホルモンが放出されて気持ちが落ち着く効果がある。どうしても甘い物を取らないとストレスがたまる人は多い」と則岡教授。ダイエット指導する患者の中にも、甘い物をやめられない人が多く、「半分にしてください」と提案するようにしているという。
「肥満の敵」と分かりながらも、間食を断ち切ることは難しい。そんな心理をターゲットにしたのが、低カロリーでありながら満腹感がある食品。商品は多種多様で、各メーカーが工夫を凝らしている。
おなかが鳴る音に似せて「ぐーぴたっ」と題した商品を出しているのは、ナリスアップコスメティックス(大阪市福島区)。11年前の発売当初はグミだけだったが、「間食をコントロールすることでダイエットにつなげる」というコンセプトが当たり、現在ではクッキー、ビスケット、ゼリーなどがシリーズに加わった。売上高は毎年10%以上伸びているという。